ありがとうとサヨウナラ

秘密の婚外恋愛

出会い

彼氏が欲しいな~と思っても、既婚で子持ちの女に簡単に彼氏が見つかるわけありません。

まず出会いがない。

職場での不倫が多いのは、安心と距離ですよね。納得です。

でも職場は撃沈したあとだし、YU以外は対象外だったので、外に目を向けることにしました。

さて、どうしよう。

手軽にとりあえず出会い系に登録しました(笑)


既婚者用の掲示板です。

YUは独身だったけど、結局ヤリ捨てみたいな感じになったので、同じ既婚者のほうが長く続けられるのかなー?と。

簡単に自己紹介を書いて登録しました。


次の日!

20通くらいメールきてました!!(´°д°`)

浮気をしたい男性、多いのね(笑)


その中から年齢や住んでる場所やメールの内容で何人かにだけ返信しました。

みんな奥さんに女性を感じなくなって、ドキドキが欲しいみたいな感じです。

そうか、男性もドキドキしたいんですね。

妻になり母になると夫にはボロボロな姿しか見せなくなりますからね^^;


何回かやり取りをして、いいなと思った人がいました。

それがKZです。

YU3

YUとエッチしたあと、私はますます舞い上がりました。

好きか嫌いかでいえば好き。

弟のような存在。

それが男性へ変わり、カラダを許したことで大切な人のような気持ちになりました。

恋として好きかもしれない(><)

そんなことを考えました。


が、現実はきちんとそうではないことを教えてくれました。

はじめてYUと抱き合い、キスをしてから、職場でなんとなく人目を盗んでいちゃいちゃすることがあったのですが、それはパタリとなくなりました。

2人でゆっくり話す時間もなくなりました。

頻繁にしていたLINEのやりとりもなくなりました。


…完全に終わりでした。


意識してしまってなのかな?!と思いました。

けど、そういうタイプではないことはよく知っています。


きっと、私の気持ちの変化に気付いたんでしょう。

本気になられたら困る。そう思ったんだと思います。

それは確かに正解でした。

エッチしたあと、すぐに会いたいと思いました。

抱き合いたい、キスをしたい。そう思っていました。

でも、彼はそうではなかった。

当たり前なことですが、私はやはりショックでした(苦笑)


こうなるなら、エッチしなければよかった。

時々いちゃいちゃする関係でよかった。

何度もそう思い、後悔しました。

体の関係になると、本気になるのはオンナですよね。笑

男が求めてくれるのは手に入るまで。

あー、そういえばそうだった!と若い時を思い出しました(笑)


YUとは職場で顔を合わせます。

露骨に避けたりとかはしません。

悲しいけれど、もともと何も求める気はなかったんだから、ショック受けてても仕方ない!そう気持ちを切り替えることにしました。

(文字では簡単に書いていますが、結構ウダウダしました(笑))


ここから、私は開き直ります。

オトコ漁りのスタートです。

YU2

YUと隠れて抱き合ってキスをして。

私の気持ちは浮かれていました。

優しくしてくれるのが嬉しくて、久しぶりの感覚に舞い上がっていました。

でも私には夫がいて、YUには彼女がいて。

何も求める気はありませんでした。

離婚しないと決めたので家庭を壊すつもりはありません。

それに抱きしめられて嬉しいけれど、恋愛感情ではないなと漠然と思っていたのです。

ただ居心地のよい弟のような存在でした。


ある日、私は友達と飲みに出かけました。

私はお酒が好きなので、飲みに行くと長く、帰りは遅いのが普通でした。

その日も遅い予定で出かけましたが、友達が早く帰ることになり、時間に余裕が出来ました。

普段、主婦なので夜出かけたりすることはレアです。

せっかく外出したから、すぐに家に帰るのはもったいないなと思いました。

そこで、ダメ元でYUに連絡しました。


「今から会える?」


「どうしたの?会えるよ」


そういって迎えに来てくれたYU。


車に乗ると「びっくりしたよ。どうする?ホテル行くの?」と。。。

突然だったので無理だろうと思ってまさか会えるとは思っておらず、会ってどうなるかまでは考えていませんでした。

でも確かに夜遅くに呼び出して、キスまでしている大人の男女が何もないのは有り得ないですよね。

それに私は酔っています。

YUに抱かれたいと思ってしまいました。


「うん、ホテル行く」

そう答えると、車で少し走った場所のホテルへ連れていかれました。


10年ぶりくらいの夫以外の人とのエッチです。

緊張でした。

でもお酒の力もあってか、自然と繋がり合いました。

ドキドキしすぎてあんまり詳細は覚えていません(笑)

でもとても優しいエッチで感動しました。


こうして私は越えてはいけない一線を越えたのです。

正直、罪悪感はありませんでした。

強いて言うならYUの彼女に申し訳ないと思いました。

夫に対して何も感情はなく、それだけ冷めてしまったんだと気付かされました。


YUに家の近くまで送ってもらい、バイバイしたあと、私の心は不思議と晴れやかでした。