ありがとうとサヨウナラ

秘密の婚外恋愛

YU1

夫と離婚すべきか、このまま我慢するべきか悩んでいた私。

仕事中も落ち込むことが増えました。

私に冷たくあたることには慣れていましたが、こどものことまで否定されたことはかなりショックでした。

仕事していても将来を考えて、涙が出てしまったり。

そんな落ち込む私に気付いてくれたのがYUでした。

YUは私より年下ですが、しっかりしていて、仕事もできる子です。

事務の私と同じ仕事をすることはありませんが、いつの間にか仲良くなり、よく話すようになりました。

真面目な話から下ネタまで(笑)

姉と弟。

いや、母と息子のような関係でした(笑)


ある日、席を外して職場の物置部屋で休憩しながら夫のことを考えて泣いていました。

なかなか席に戻らない私を心配して、YUからLINEがきました。

物置部屋にいると返信すると、そこにきたYU。

「どうしたの?」

と言われ、夫について悩んでいることを話しました。

話しているあいだ、どんどん涙がでてきました。

そんな私をYUはそっと抱きしめてくれました。

少し驚きましたが、誰かに甘えたかった私はそのまま抱きしめられました。

そしてキスされました。

10年近く夫としか触れ合ってなかった私に、YUとのキスは青春時代のような甘酸っぱい感覚を思い出させました。

なんとも言えないドキドキ。

私とYUの間になんともいえない空気が流れました。

しかし、そろそろ戻らないといけない時間でした。

そっと別々に部屋を出て、何事もなかったかのようにお互い仕事に戻りました。


それから1週間ほどして、YUとゆっくり話す時間がありました。

色んな人に相談した結果、離婚せずに頑張ることにした私。

それを伝え、この前やさしくしてもらったことにお礼をいいました。

すると、腕をひかれ、誰もいない死角になった場所でまた抱きしめられました。

彼は彼女がいます。

キスもただの哀れみだと思っていた私は驚きました。

でもまた受け入れました。

遊びでもなんでも誰かに甘えたかった。

抱きしめられたままYUを見つめると、また優しくキスされました。

ここから、YUと関係がはじまります。

はじまり

2016年の夏。

夫に「こどもと一緒にいたくない」と言われたことで、私の中の彼に対する愛情や信頼はなくなりました。

こどもにとっては父親でも、私にはただこどもを育てるためのパートナーとなりました。

もともと亭主関白で、私のことは家政婦扱いの夫。

早くお別れしたい。

そればかり考えています。



そして、夫への憎悪が増える一方で、夫以外の男性と結ばれたいと思うようになりました。

なぐさめてほしいのか、愛してほしいのか、自分でもよく分かりません。

私は夫を裏切り、女の部分を満たしてくれる男性を漁り始めました。

最低な女です。